この1年の変化 2020.2→2021.2
コロナウイルスが蔓延して約1年。
治療薬のないウイルスがパンデミックして外出が憚られる、という映画のような現実。
きっと私たちの次の世代の歴史の教科書に載るような大きな出来事だと、たまに冷静に考えたりする。
そんな大きな時代の変化についてリアルにブログに残しておくといきたいと思います。はてなのお題「#この1年の変化 」より。
感染予防生活
マスクを毎日つけるのは当たり前、むしろつけていない人を見つけると気になるようになった。
自分が感染しないというのもそうだけど、他人にうつさないようにするエチケット的な面が強い気がしている。
マスク=人権ってTwitterで揶揄されてたけどほんとにそうで、毎日マスクをしていなかった日常が懐かしい。そんなマスク必須生活です。
あとは、消毒がどこもかしこも置かれて、1日に何度もアルコール消毒したり、飛沫対策でアクリル板板が置かれていたり。アルコール消毒はわかるけど、アクリル板は意味あるのだろうか…?と心の隅で思ってたりもする。
人に会う が貴重になった
私の会社は昨年のある日突然明日から全員リモートね!という通達が出て、その日を境に毎日出社しなくなり、ずっと家にいて全く家から出ないというのも普通になった。
先日健康診断で全員出社しないといけない日があったので1年ぶりくらいに皆んなで写真を撮ってワイワイしたり、結婚した先輩へお祝いを渡した。
年に数回ペースで遊んでいた仲良しの大学時代の友達は、遠くに住んでいるので今年は会えなかった。代わりにLINEでオン飲みをして近況を話したり、編み物を教えてもらったりしたんだけど、やっぱり直接会いたいな〜と思ってしまった。
人に会う時間って貴重だったと気付かされた一年でした。
お金の使い方の変化
家の目の前にスーパーがあり、それ以外の買い物で外に出ることがほとんどなくなった。外出しなくなったせいか、服とか化粧品も買う頻度がかなり減った。
買い物は、amazon等のネット通販がメインになって毎日何かしら届いていた時もあったな…。たぶんその頃は買い物でストレス発散してたんだと思う…。
あとはおうち時間を楽しめるものにお金を使うようになった。
サブスクを契約したり、グリーンが増えたり、ちょっといいコーヒー豆を買ったり。
おうち時間が長いせいか新たな楽しみ方を知れるいい機会になりました。
時間の使い方の変化
stay homeになってほとんど動かなくなり一気に太ったというリモートあるあるな状況になり、ジムに本格的に通い出した。
毎週末は、朝イチ農協で買い物してジムで筋トレor有酸素運動という新たなルーティンがコロナ禍でうまれました。
ジムに通って体重も安定し、なによりも筋力がついて背筋がピンとした気がする。いい傾向なので続けていきたい。
あとは、すきま時間に本を読んだり、youtubeをみたりして過ごしてるのもここ1年くらいの変化。自粛期間を利用して、ワンピースとかコナンとか王道の漫画を一気に読み返したりもした。
たぶんもっとたくさん細かな生活の変化があったはずなのだけど、この状況に慣れてだいぶ日常に溶け込んでいる。
これを数年後に読み返したらどう思うんだろうか…?早く状況が良くなることを祈るばかりです。
コロナが落ち着いたら海外旅行に行きたいな。
周囲の人への想像力を忘れずに、今は自分が感染しないよう最大限気をつける。そんな日々です。
美術館さんぽ 1-2月編
美術館、好きな場所です。
学生時代には、某有名美術館の目の前に住んでいて、アルバイトしてたこともありました。
誰もいない展示室をひとりでまわれたりして、今考えるとリッチな時間だったなぁと思います。
見た展示をゆるっと記録するので、良ければお付き合いください。
1月 古代エジプト展@静岡市美術館
静岡市美術館は、街中のビル3階にある美術館で、実家も近くにあり、何度も足を運んでいる馴染みの場所。
今回は、世界で最も古い国立博物館である、オランダのライデン国立博物館所蔵のエジプトコレクション展らしいです。
エジプト…ミイラ…と聞いて、ちょっと怖いようなミステリアスな感じもするけど、何故か惹かれるみたいなことないですか?
エジプトの歴史に詳しいわけでもないですが、気づいたら時を忘れて見入ってしまいました。
特に印象に残っているのは、ミイラをCTスキャンして中にどんな人が入っているのか分析しているところとか、ミイラの作り方とか、ミイラの棺を時代ごと見れたところかな。
棺は、時代が新しくなるにつれてどんどん簡素化されていっているのを見て、昔の人、丁寧に作るの疲れちゃったのかな…戦いとか色々あって大変そうだもんな…と考えてたらなんか笑えてきゃいました。
展示を見るときは、音声ガイドを借りて解説を聞きながら展示を見ることも多いのですが、今回のガイドは本当にわかりやすくて大当たり…
クイズがあったり古代文字の解説が面白くてガイドのおかげで楽しめたと言っても過言ではない気がする。これから行く人は是非借りてみてください〜
グッズは例のとおりポストカードしか買ってないのだけど、古代文字モチーフのシックでお洒落なものが多くて買おうかとウロウロしてました。
調べてみたら、これから開催される場所も多く、静岡が終わったら東京へ行くようなので時間があればみなさん是非〜!
死者の書のポストカードを買いました
2月 デザインあ展@豊田市美術館
昨年夏にはじめて行って、とても好きになった場所。家から程よい距離というところもあり、ちょっとしたお出かけ感覚。
あ展は告知を見た時から絶対行こうと決めていて、意気揚々と予約ページをひらいたら土日は1ヶ月先まで埋まっていてようやく味を運べました。
NHK Eテレの番組の体験版というコンセプトもあって、会場は子供たちがたくさんいて、展示の高さも子供が楽しめるよう低めに設定。みんなに優しい設計。
「デザインの視点や考え方を体験できる展覧会」と説明にあったのですが、展示に対してなるほど〜とか、そういうことか!という感想をもつことが多々あって、非日常的な面白さがありました。
展示は各へやごとコンセプトが分かれていて、ざっくり感想を書くと、
・観察のへやは洞察力が試されているようなへやで最も考えさせられている気がして好み。
・体感のへやは、部屋にぐるっとモニターがあって映像が映るのですが、独特のシュールな世界観がthe Eテレといった感じ
・概念のへやは、感覚をみえる化したような部屋で、すぐに共感できるところがあったり、なかなか理解できないころはモヤッとした
こんな感じでしょうか。
所々体験コーナーもあったのですが、混んでいたのもあって行くのは諦めました。
見終わった後に、幼稚園児くらいの子供が「とってもたのしかった〜」と言っている一方で、アラサーの私もワクワクさせられているという幅広い世代が楽しめるようよく考えられた展示でした。
振り返ってみると、何故かデザインって学生の頃から自分の中で気になる存在で。
今回行ってみて何故なんだろうと考えていたら、お洒落な感じなのにシュールさとか洒落がきいているところが好きなのかもしれないと思いました。
ちなみに選んだポストカードはこれ。傾けると絵が変わるリッチ仕様。
おまけ
前回豊田市美術館へ行ったときにランチしたお店がものすごく美味しくて、今回も行きました。
前回よりもちょっといいコースにしたのだけど、本当に大満足で…90分フリードリンクがついてくるのも最高。
料理に手間がかかっていることが味を通してダイレクトに伝わってくるような本当に素敵なお店です。
コロナで飲食店は大変だと思いますが、頑張って欲しい。
美術散歩のつもりが、ラストは食べたもののキロクという…気づいたらTwitterでもついつい食べ物の話してることに最近気付きました…。
来月にはずっと行きたかったあの展示をようやく見に行けるのでとても楽しみです。ではまた〜
ポストカードのお話はこちら↓
どういうおばあちゃんになりたいか
本日も #FFFFFF のお題より。
今まででいちばんまとまっていない気もしますが、良ければお付き合いください。
このお題を考えているとき、ぼんやりと思い出したのは「人生フルーツ」という映画。
この映画から言えるのは、どういうおばあちゃんか、というよりもどういう夫婦になりたいかの方が正しい表現なのかもしれない。
東海テレビのドキュメンタリー劇場の作品のひとつで、テーマは老夫婦の暮らし。ナレーターは樹木希林さんです。
5年ほど前に公開された映画で、映画の細部までは正直覚えていないのだけれど、季節のものを楽しむ暮らし、豊かな暮らし、自然と生きる暮らしが詰まった映画だったと記憶しています。
劇中で妻の英子さんがてづくりする料理は、旬の食材を使った美味しそうな家庭料理ばかり。それを夫の修一さんと食事しているシーンはゆっくりとした時間が流れているのが伝わってきました。
都会のひとり暮らしで現代の早すぎるスピード感で疲れていた当時の私は、こんな生活もあるんだと心がジーンとしたのを覚えています。
自分の中で、時代や生い立ちによっては正しいとされる価値観は異なっててくるのは当然だ、と考えているところもあり、この暮らしが全て正解だと言いきりたいわけではありません。
ただ、夫婦で歳を重ねることによってその人たちなりの空気感が生まれたり、人生に味が出るというのはこういうことなのかなと、自分の中で深く印象に残っている映画です。
あと、理想のおばあちゃん像として連想するのは、私の義祖母。
いつもニコニコしていて明るく話しかけてくださったり、自慢の手料理を振る舞ってくれるのでお会いするのが毎回楽しみなのは勿論、おばあちゃんの考え方がとても好きで。
例えば、義祖母の孫である私の夫に「ishikoちゃんも働いているのだから、家事は2人で協力してやらなきゃだめよ。私の若い頃とは違って、今は男の人も女の人も働いて家のこともやる時代なんだから」と言います。
80代の義祖父母の家庭は、義祖父が働き義祖母自身は専業主婦で家のことをやるといった昭和の生き方過ごしてきていました。
そんな背景がありつつも、自分の価値観や正しさを押し付けたり拘ることなく、新しい考え方を受け入れて発言できるって本当に凄いことだなと、聞いた時に衝撃を受けました。
義祖母のように生き方や考え方を柔軟に変えていく人生というのは、生きやすく前向きに生きるヒントになるのかなと思います。
私もそんな素敵なおばあちゃんになりたいです。
他の皆さんのブログも是非読んでみたくなる良いお題だなと思いつつも、書いてみると自分の考えを表すには思うように言語化できずとりとめのない文書になってしまいました。
語彙力を高めたいと思う日々です。