どういうおばあちゃんになりたいか
本日も #FFFFFF のお題より。
今まででいちばんまとまっていない気もしますが、良ければお付き合いください。
このお題を考えているとき、ぼんやりと思い出したのは「人生フルーツ」という映画。
この映画から言えるのは、どういうおばあちゃんか、というよりもどういう夫婦になりたいかの方が正しい表現なのかもしれない。
東海テレビのドキュメンタリー劇場の作品のひとつで、テーマは老夫婦の暮らし。ナレーターは樹木希林さんです。
5年ほど前に公開された映画で、映画の細部までは正直覚えていないのだけれど、季節のものを楽しむ暮らし、豊かな暮らし、自然と生きる暮らしが詰まった映画だったと記憶しています。
劇中で妻の英子さんがてづくりする料理は、旬の食材を使った美味しそうな家庭料理ばかり。それを夫の修一さんと食事しているシーンはゆっくりとした時間が流れているのが伝わってきました。
都会のひとり暮らしで現代の早すぎるスピード感で疲れていた当時の私は、こんな生活もあるんだと心がジーンとしたのを覚えています。
自分の中で、時代や生い立ちによっては正しいとされる価値観は異なっててくるのは当然だ、と考えているところもあり、この暮らしが全て正解だと言いきりたいわけではありません。
ただ、夫婦で歳を重ねることによってその人たちなりの空気感が生まれたり、人生に味が出るというのはこういうことなのかなと、自分の中で深く印象に残っている映画です。
あと、理想のおばあちゃん像として連想するのは、私の義祖母。
いつもニコニコしていて明るく話しかけてくださったり、自慢の手料理を振る舞ってくれるのでお会いするのが毎回楽しみなのは勿論、おばあちゃんの考え方がとても好きで。
例えば、義祖母の孫である私の夫に「ishikoちゃんも働いているのだから、家事は2人で協力してやらなきゃだめよ。私の若い頃とは違って、今は男の人も女の人も働いて家のこともやる時代なんだから」と言います。
80代の義祖父母の家庭は、義祖父が働き義祖母自身は専業主婦で家のことをやるといった昭和の生き方過ごしてきていました。
そんな背景がありつつも、自分の価値観や正しさを押し付けたり拘ることなく、新しい考え方を受け入れて発言できるって本当に凄いことだなと、聞いた時に衝撃を受けました。
義祖母のように生き方や考え方を柔軟に変えていく人生というのは、生きやすく前向きに生きるヒントになるのかなと思います。
私もそんな素敵なおばあちゃんになりたいです。
他の皆さんのブログも是非読んでみたくなる良いお題だなと思いつつも、書いてみると自分の考えを表すには思うように言語化できずとりとめのない文書になってしまいました。
語彙力を高めたいと思う日々です。